2024年02月一覧

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三越伊勢丹HDは2015年以来の1900円台に進む、第3四半期の営業利益67%増、業績予想と配当予想を増額修正、自社株買い・消却も好感

■自社株買いは発行株数の最大2.9%規模を2か月間で行う形に 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は2月5日、一段高で始まり、取引開始後は8%高の1957.5円(142.5円高)まで上げ、2015年以来の1900円台に進んでいる。前取引日・2日の15時に第3四半期決算、通期業績予想と配当予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)などを発表し、買い集中となった。 第3四半期の連結営業利益は(2023年4~12月・累計)は前年同期比66.7%..

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神鋼商事は上値試す、24年3月期は上振れの可能性

 神鋼商事<8075>(東証プライム)はKOBELCO(神戸製鋼グループ)の中核商社として鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などに展開している。成長戦略としては、重点分野と位置付けているEV・自動車軽量化関連および資源循環型ビジネス関連の拡大を推進するとともに、サステナビリティ経営も強化している。24年3月期は神戸製鋼所の厚板ミル改修に伴う鋼材取扱量減少、半導体市場の需要低迷などにより減益予想としている。ただし四半期別に見ると第2四半期は前年比増収増益に..

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綿半ホールディングスは昨年来高値更新、24年3月期3Q累計営業増益と順調

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、経営方針に「地域に寄り添い、地域と共に新しい価値を創造する」を掲げ、ホームセンターを中心とする小売事業、長尺屋根工事や自走式立体駐車場工事を強みとして戸建木造住宅分野にも展開する建設事業、および医薬品・化成品向け天然原料輸入を主力とする貿易事業を展開している。24年3月期第3四半期累計は建設事業で前期に大型物件が集中した反動があったが、小売事業と貿易事業の好調が牽引して営業増益だった。そして通期の2桁営業増益予想を据え置い..

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インテージホールディングスは戻り試す、24年6月期営業・経常増益予想

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)は、市場調査事業を主力としてシステムソリューション分野や医薬情報分野にも展開している。成長戦略として、Date+Technology企業として販促最適化への新たな価値を創出することや、社会的課題解決に向けた行政EBPM推進への価値を創出することなどを目指している。24年6月期は成長戦略推進や需要回復などで営業・経常増益予想としている。親会社となったNTTドコモとのシナジー効果も期待され、積極的な事業展開で収益拡大基調だろ..

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加賀電子は上値試す、25年3月期は成長軌道回帰シナリオ

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託のEMSビジネスを展開し、成長に向けて収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。24年1月には資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応方針を決議・公表した。24年3月期は一時的な需要減退により減収減益予想としているが上振れの可能性が高いだろう。さらに25年3月期は成長軌道に回帰するシナリオとしている。積極的な事..

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テンポイノベーションは24年3月期3Q累計減益だが売上順調、通期増益予想据え置き

(決算速報) テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は2月2日の取引時間終了後に24年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。利益面は不動産売却時期の後ろ倒しや積極的な先行投資による費用増加などの影響で減益だが、売上面は転貸借物件数の増加により増収と順調だった。そして通期増益予想を据え置いた。第3四半期累計の進捗率は低水準の形だが、不動産売却時期の後ろ倒しという一過性要因によるものであり、ストック収益が順調に積み上がっていることを勘案すれば通期会社予想の達成は可能と..

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パナソニックHDの出直り目立つ、第3四半期の純利益2.5倍、NYで値上がりし、週明けは円安も買い材料に

■車載電池事業を重点投資領域と定め着々拡大 パナソニックHD(パナソニック ホールディングス)<6752>(東証プライム)は2月5日、買い気配の後1450.0円(67.5円高)で始まり、約2か月続く1400円前後での小動き横ばい相場から大きく出直っている。2日の15時30分に発表した第3四半期決算を受け、前週末2日のNY株式市場で値上がりし、週明けの東京株式市場では円安も材料視されて買い先行となった。 第3四半期連結決算決算(2023年4~12月・累計、IFRS)は、営業利益..

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日経平均は261円高で始まる、NY株はダウ2日連続最高値134ドル高、S&P500も再び最高値

 2月5日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が261円32銭高(3万6419円34銭)で始まった。 前週末のNY株式はダウが134.58ドル高(3万8654.42ドル)と2日続伸し、取引時間中の最高値を2日ぶりに更新、終値での最高値は2日連続更新した。S&P500種とNASDAQ総合指数も2日続伸し、S&P500種は取引時間中の最高値を3日ぶりに更新、終値での最高値は4日ぶりに更新した。半導体株指数SOXも続伸。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万641..