「2024年02月」一覧
三菱重工は反発、「戦闘機の限定輸出」など材料視され最高値に迫る
■東証で海外勢の買い強く主な業種の代表格の銘柄も動意強める 三菱重工業<7011>(東証プライム)は2月22日、反発相場となり、取引開始後に1万1500円(275円高)まで上げた後も堅調に売買され、2日前につけた上場来の高値1万1655円に向けて上値を指向している。「戦闘機の限定輸出を検討、自民、公明と月内決着確認」(日本経済新聞2月22日付朝刊)と伝えられ、このところの防衛装備品の輸出解禁を巡る報道などに続いて買い材料視されている。 東証の「投資部門別株式売買動向」(2月1..
伊藤忠商事は強もみ合い、「ビッグモーター買収で最終調整」に株価は今のところ冷静
■伊藤忠エネクス、企業再生ファンドと3月正式契約などと伝えられる 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は2月22日、強もみ合いで始まり、取引開始後に6685円(37円高)まで上げた後は売買交錯となっている。「伊藤忠商事、ビッグモーター買収の方向で最終調整、企業再生ファンドなどと合同で」(日テレNEWS2月21日夜)などと伝えられ注目されているが、今のところ株価への反応は限定的のようだ。 報道を総合すると、伊藤忠商事は、伊藤忠エネクス<8133>(東証プライム)、企業再生ファ..
ソフトクリエイトホールディングスはモミ合い上放れ、24年3月期は再上振れの可能性
ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)はECソリューション事業とITソリューション事業を展開し、成長戦略としてクラウドサービス拡大などを推進している。24年3月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。主力事業が順調に拡大し、コスト増加を吸収した。そして通期も大幅増収増益予想(23年10月24日付で上方修正)としている。第3四半期累計の進捗率が高水準であり、クラウドサービスの収益が積み上がる収益構造なども勘案すれば、通期会社予想に再上振れの可能性がありそう..
ピックルスホールディングスは上値試す、24年2月期利益予想に上振れ余地
ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は漬物・キムチ製品の最大手で、独自の乳酸菌Pne-12を使用した「ご飯がススムキムチ」シリーズや惣菜を主力としている。成長戦略として製品開発の強化、販売エリア・販売先の拡大などを推進するとともに、野菜・発酵・健康の総合メーカーを目指してEC・外食・小売・農業領域への展開も推進している。24年2月期は増収増益予想としている。コンビニエンスストア向けの好調など増収効果でコスト増加を吸収する見込みだ。第3四半期累計の利益進捗率..
アスカネットは調整一巡、24年4月期は下期回復基調
アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力として、空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業も拡販に向けた動きを加速させている。24年4月期は第3四半期より連結決算に移行するため、通期連結業績予想を第3四半期決算発表時に公表予定としている。全体として下期偏重の季節要因があること、フォトブック事業の需要が緩やかながらも回復基調であること、フューネラ..
クリナップは上値試す、24年3月期営業・経常増益予想
クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。24年3月期第3四半期累計は厨房部門が堅調に推移して増収だが、原材料・資材価格高騰や人件費増加などの影響で減益だった。通期はプロモーション強化による拡販や原価低減を推進して営業・経常増益予想としている。第3四半期累計は減益だったが進..