2023年12月一覧

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オキサイドが急反発、ドイツの公的研究機関と次世代レーザの開発で提携

■ドイツIKZと次世代レーザ用光学単結晶の技術移転の共同研究開発で契約締結 国立研究開発法人物質・材料研究機構発のベンチャー企業のオキサイド<6521>(東証グロース)は7日、195円高(5.86%高)の3525円まで上げて急反発している。同社は6日、ドイツのライプニッツ協会に所属する公的研究機関 Leibniz-Institut für Kristallzüchtung(IKZ)と、次世代レーザ用光学単結晶の技術移転に関する共同研究開発契約を締結したと発表した。 オキサイド..

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東京電力HDは一段と出直る、原発「年内にも最終判断へ」と伝えられ期待強まる

■原子力規制委員会「出尽くし安」防ぐ巧妙な判断と評価の声も 東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は12月7日、一段と出直って始まり、取引開始後は4%高の720.0円(28.0円高)まで上げ、約2か月半前につけた2019年以来の高値725円(2023年9月21日)に迫っている。原子力規制委員会が6日に開催した定例会合について「柏崎刈羽原発の運転禁止の命令解除、年内にも最終判断へ」(NHKニュースWEB12月6日18時32分)などと伝えられ、原発の..

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ジェイテックは下値切り上げ、24年3月期大幅増益予想

 ジェイテック<2479>(東証グロース)はテクノロジスト派遣の「技術商社」を標榜し、製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する技術職知財リース事業を主力としている。成長戦略としては、中期目標としてのテクノロジスト700名体制の早期実現に向けた人材採用・教育の強化、長期目標としてのM&Aや新規事業による強固かつ多角的な経営基盤の構築を掲げている。24年3月期は大幅増益予想としている。第2四半期累計の進捗率はやや低水準の形だったが、技術職知財リース事業におけるテクノロジストの稼働..

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ファーストコーポレーションは調整一巡、24年5月期減益予想だが上振れ余地

 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)は造注方式を特徴として分譲マンション建設などを展開するゼネコンである。将来像である年商500億円企業の実現に向けて中核事業強化の継続、再開発事業への注力、事業領域拡大による新たな価値創出、人材の確保・育成および働き方改革などを推進している。24年5月は大型案件の進捗などで大幅増収だが、建築資材価格の高止まりの影響などを考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは上値試す、24年5月期上振れ余地

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、経営理念に「地域のヘルスケアに貢献する」を掲げ、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、継続的な収益拡大に向けて、ヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。24年5月期は特需の反動や不透明感などを考慮して営業・経常減益予想としている。ただし第1四半期の進捗率が順調だったことを勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は戻り一服の形..

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日本エム・ディ・エムは反発の動き、24年3月期減益予想だが下期改善基調

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は人工関節製品など整形外科分野を主力とする医療機器メーカーである。米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品を主力として、商社機能と開発主導型メーカー機能を融合した独自のビジネスモデルを展開している。24年3月期は為替の円安影響による原価率の悪化や販管費の増加などで減益予想としている。ただし直近では為替がやや円高方向に傾いており、積極的な事業展開で下期以降の収益改善基調を期待したい。株価は11月の安値圏から下値を切り上..

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日清食品HDは年末の株式3分割が好感され上場来の高値を更新

■「投資単位当たり金額を引き下げ投資家層の拡大を図る」 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は12月7日、一段高で始まり、取引開始後は1万5675円(410円高)まで上げて上場来の高値を更新している。6日の15時に株式3分割を発表し、高業績に新たな買い材料が加わる形になった。投資金額が1/3になるため、新たな投資家層の参入が見込める。新NISAを利用する投資が増える余地も増すことになる。 2023年12月31日を基準日として、同日の最終の株主名..

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日経平均は280円安で始まる、NY株はダウ一時年初来の高値を更新したが70ドル安

 12月7日(木)朝の東京株式市場は、日経平均が280円18銭安(3万3165円72銭)で始まった。円相場は1ドル147円台に戻り円安再燃となっている。7日は先物・オプション各2月物の売買最終日(SQ算出は8日)。 NY株式はダウが一時168ドル高と年初来の高値を更新したが終値は70.13ドル安(3万6054.43ドル)で3日続落。S&P500種も3日続落し、半導体株指数SOXも3日続落。NASDAQ総合指数は反落。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万3..