2023年12月一覧

NO IMAGE

朝日ラバーは底値圏、24年3月期減益予想だが下期回復基調

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。2030年を見据えた長期ビジョンでは、SDGs・ESG経営を意識して経営基盤強化を目指している。12月19日には、医療・ライフサイエンス事業における今後の開発製品の受注見通しを踏まえて、第二福島工場を増築して生産能力を増強すると発表した。24年3月期は減収減益予想としている。自動車向けASA COLOR LEDの上期の受注..

NO IMAGE

クリナップは調整一巡、24年3月期営業・経常微増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。12月14日には、グループの2030年度温室効果ガス削減目標においてSBT認定を取得したとリリースしている。24年3月期は営業・経常微増益予想としている。引き続きプロモーション強化による拡販や原価低減を推進するとしている。第2四半期..

NO IMAGE

松田産業は調整一巡、24年3月期は上方修正して減益幅縮小、さらに再上振れ余地

 松田産業<7456>(東証プライム)は貴金属・環境・食品分野のソリューション提供企業として、貴金属関連事業および食品関連事業を展開している。成長に向けた基本方針として、積極投資継続による収益基盤強化と新規収益源創出、持続的成長を加速させる経営基盤の強化、ESG経営の推進による企業価値向上を掲げている。そして12月20日にはコーポレート・ガバナンスに関する報告書を公表している。24年3月期は上方修正して期初計画に比べて減益幅が縮小する見込みとしている。ただし依然として保守的な..

NO IMAGE

京写は戻り試す、24年3月期は上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期はベトナムにおける受注増加、国内における自動車向け受注回復、中国におけるコスト改善、実装関連の好調、為替の円安効果などで大幅増益..

NO IMAGE

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。工作機械や半導体製造装置などに使用される直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。成長戦略として、中長期的な自動化関連の需要増加に対応するため、直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。なお12月12日には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、改善に向けた方針を決議・公表している。24年3月..

NO IMAGE

スズキが逆行高、ダイハツの全車種出荷一時停止を受け「オウンゴール効果」に期待

■他の自動車株や日経平均が下げて始まった中で続伸 スズキ<7269>(東証プライム)は12月21日、続伸基調で始まり、取引開始後は3%高の5960円(187円高)まで上げ、他の自動車株や日経平均が下げて始まった中で逆行高となっている。ダイハツ工業の不正問題を受け、「全車種の出荷を一時停止、品質不正問題が拡大」(日経電子版ほか)と伝えられ、昨日から「漁夫の利」「オウンゴール効果」への期待が強まったと見られている。 一方、ダイハツ工業の親会社に当るトヨタ自動車<7203>(東証プ..

NO IMAGE

日経平均は399円安で始まる、NYダウは10日ぶりに下げ475ドル安、NASDAQ総合指数も10日ぶりに反落

 12月21日(木)朝の東京株式市場は、日経平均が399円13銭安(3万3276円81銭)で始まった。円相場は1ドル143円台半ばで横ばいとなっている。 NY株式はダウが一時6日続けて最高値を更新したものの終値は475.92ドル安(3万7082.00ドル)となり10日ぶりに反落。NASDAQ総合指数も10日ぶりに反落し、S&P500種は3日ぶりに反落。半導体株指数SOXも反落した。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万3050円となり、東京市場20日の現物..