「2023年10月」一覧
日清製粉G本社が急伸、第2四半期の大幅増益と業績予想の増額修正を好感
■今3月期の営業利益は従来予想比34.3%引き上げる 日清製粉G本社(日清製粉グループ本社)<2002>(東証プライム)は10月30日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は12%高の2080.0円(219.0円高)まで上げて1か月半ぶりに2019年以来の高値を更新している。前取引日の10月27日15時30分に発表した第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)が5月に開示した従来予想を大幅に上回って着地し、今3月期の通期予想の増額修正なども発表、好感買いが先行し..
アルコニックスは調整一巡、24年3月期は下期回復基調
アルコニックス<3036>(東証プライム)は商社機能と製造機能を併せ持ち、M&Aも積極活用しながら、非鉄金属の素材・部品・製品の生産から卸売まで全てをONE-STOPで提供する「非鉄金属等の総合ソリューションプロバイダー」である。24年3月期は利益横ばい予想としている。下期にかけて自動車やスマホ関連の生産が持ち直す見込みとしている。経常利益は23年3月期第4四半期をボトムとして回復基調であり、積極的な事業展開で下期の収益回復基調を期待したい。株価は地合い悪化の影響を受ける場..
ピックルスホールディングスは反発の動き、24年2月期は利益上振れの可能性
ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は漬物・キムチ製品の最大手で、独自の乳酸菌Pne-12を使用した「ご飯がススムキムチ」シリーズや惣菜を主力としている。成長戦略として製品開発の強化、販売エリア・販売先の拡大などを推進するとともに、野菜・発酵・健康の総合メーカーを目指してEC・外食・小売・農業領域への展開も推進している。24年2月期は増収増益予想としている。拡販などによってコスト増加を吸収する見込みだ。第2四半期累計の利益が高進捗率であることなどを勘案すれ..
アスカネットは売り一巡、24年4月期減益予想だが上振れ余地
アスカネット<2438>(東証グロース)は、葬儀社・写真館向け遺影写真加工のフューネラル事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集制作のフォトブック事業を主力として、空中結像ASKA3Dプレートの空中ディスプレイ事業も拡販に向けた動きを加速させている。10月24日にはフォトブック事業において新商品「Photo Note」の販売を開始した。24年4月期は人件費増加などを考慮して減益予想としている。ただし第1四半期が減益ながら計画超だったことや、下期偏重の季節要因などを勘..
建設技術研究所は上値試す、23年12月期増益予想
建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。10月25日には、地域特性や住民行動実態を反映した避難対応ソリューションサービスを開始したとリリースしている。23年12月期は増益予想としている。国内事業において受注が好調に推移していることに加えて、業務単価上昇や業務効率化なども寄与する見込みだ..
巴工業は調整一巡、23年10月期営業・経常増益予想で24年10月期も収益拡大基調
巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。成長戦略として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資、社員一人一人が活躍できる職場環境作りに取り組んでいる。23年10月期は営業・経常増益予想としている。化学工業製品販売事業の好調が牽引する見込みだ。第3四半期累計の進捗率が順調であり、通期会社予想は再上振れの可能性が..