「2023年10月」一覧
マーチャント・バンカーズはモミ合い上放れの動き、マーチャント・バンキング事業が成長
マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)はマーチャント・バンキング事業として不動産・企業投資関連などを展開している。安定的収益源の拡大に向けて資産性の高い収益不動産の取得を推進するとともに、新規分野としてNFTなどのブロックチェーン関連や、EV充電器関連などにも積極展開している。23年10月期(決算期変更で7ヶ月決算、8月10日付で売上高、営業利益、親会社株主帰属当期純利益を上方修正)は、新規取得した賃貸用不動産の賃貸収入、販売用不動産の売却が寄与することに..
JPホールディングスは調整一巡、24年3月期営業・経常増益予想、さらに上振れ余地
JPホールディングス<2749>(東証プライム)は総合子育て支援のリーディングカンパニーである。長期ビジョンに「選ばれ続ける園・施設」を掲げ、認可保育園・学童クラブ運営を中心に子育て支援の質的向上と事業を通じた社会貢献を推進するとともに、新規領域への展開も推進している。24年3月期は受入児童数の増加に加えて、人員配置最適化など効率的な施設運営も推進して営業・経常増益予想としている。不透明感などを考慮して小幅増益にとどまる見込みとしているが、第1四半期の好調を勘案すれば通期会..
ラバブルマーケティンググループはモミ合い煮詰まり感、収益拡大基調
ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は、大企業・ブランド向けSNSマーケティング支援を主力に、成長戦略として小規模でSNS運用する企業・団体向けSNSマーケティング支援、DX支援、東南アジアを中心とする海外展開、サステナビリティマネジメントを推進している。23年10月期(決算期を3月から10月に変更することに伴う経過期間で7ヶ月決算)は、利益の大半を計上する年末および年度末の需要期を含まないため赤字予想だが、前年同期間との比較で増収・赤字縮小予想として..
マーケットエンタープライズは戻り試す、24年6月期大幅増収増益予想
マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、持続可能な社会を実現する最適化商社を目指してネット型リユース事業、メディア事業、モバイル通信事業を展開している。新中期経営計画では、主に個人向けリユース分野における投資を拡大し、リユース市場でのプレゼンス確立を推進する方針としている。23年9月には買取商材拡充に向けて車買取を開始した。24年6月期は大幅増収増益予想としている。第1四半期は新規拠点開発に伴って費用が先行するが、通期ベースでは全セグメントが順調に拡大する..
エイトレッドは24年3月期2Q累計増収増益、通期2桁増収増益予想据え置き
(決算速報) エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は10月19日に24年3月期第2四半期累計業績(非連結)を発表した。概ね計画水準の増収増益で着地した。主力製品のクラウドサービスX-point Cloud、大手・中堅企業向けパッケージ型AgileWorksが好調に推移し、積極投資による人件費や広告宣伝費などの増加を吸収した。そして通期の2桁増収増益予想を据え置いた。第2四半期累計の進捗率はやや低水準の形だが、ストック収益が積み上がる収益構造のため期初時点で下期偏重の計..
【株式市場特集】金先物価格が2000ドル大台攻防、産金株とリユース株で二刀流投資を狙う
今週の当コラムでは一工夫を加えることとした。「有事の金買い」関連株に加えて、「有事の金売り」関連株にも目配りをする二刀流スタンスへのアプローチである。 金先物価格の上昇が、「有事の金売り」を誘い業績の上方修正が続くリユース株への待機である。国内の金小売り価格は、前週末20日に金先物価格の上昇に加え円安・ドル高の為替効果もあって急騰し、1グラム=1万509円と3日連続で最高値を更新した。これに触発されて家計が、家庭内に埋蔵されていた貴金属を買い取り・再販売事業者に持ち込み換金..
【どう見るこの相場】資産防衛・生活防衛のセオリー通りに「有事の金買い」と「有事の金売り」の関連株に底値逆張り余地
「有事の金買い」、「有事のドル買い」は、リスクヘッジの基本中の基本の資産防衛策である。この基本通りに前週末20日の米国市場では、金先物価格は一時、2009.1ドルとフシ目の2000ドル台に乗せ、今年7月以来の高値をつけて4日続伸し、ドルも対円で一時、1ドル=150円台乗せのドル高となり、やはりフシ目の150円を超えた。永久不滅価値を誇る安全資産の金と世界最強の基軸通貨のドルへの「リスク逃避」が、一段と強まったことによる。 イスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突が、イスラ..
プリマハムは利益予想の増額修正が好感され出直って始まる
■23年4~9月の営業利益は従来予想を21%上回る見通しに プリマハム<2281>(東証プライム)は10月23日、出直って始まり、取引開始後は2280円(13円高)をつけて堅調に売買されている。20日の15時に第2四半期決算予想(2023年4~9月、累計、連結)のうち利益の増額修正を発表し、5月に開示した従来予想を営業利益は21.4%上回る見通しとしたことなどが好感されている。 売上高は同4.0%下回る見込みとしたが、経常利益は同27.6%上回る見込みとし、親会社株主に帰属す..
日経平均は107円安で始まる、3日続落模様、NY株はダウ3日続落286ドル安、NASDAQは4日続落
10月23日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が3日続落模様の107円38銭安(3万1151円98銭)で始まった。円は1ドル149円台後半で横ばいとなっている。 NY株式はダウが3日続落の286.89ドル安(3万3127.28ドル)、S&P500種、NASDAQ総合指数は4日続落。半導体株指数SOXも続落。 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は3万1060円となり、東京市場20日の現物(日経平均)終値を199円ほど下回った。(HC) ...