2023年08月一覧

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メディカル・データ・ビジョンの出直り強い、SBIホールディングスによる株式追加取得を材料視

■すでに25%近く保有、追加取得で最大29.99%に メディカル・データ・ビジョン<3902>(東証プライム)は8月28日、一段と出直って始まり、取引開始後は11%高の731円(72円高)まで上げて約4週間ぶりに700円台を回復している。前取引日の8月25日15時30分、SBIホールディングス<8473>(東証プライム)による株式追加取得を発表し、注目が強まっている。 SBIホールディングスは、2023年6月30日現在で同社株式を940万8814株(議決権比率24.63%)保..

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イトーキは06年の高値に接近、23年12月期増益幅拡大予想、さらに再上振れ余地

 イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で物流設備なども展開している。構造改革プロジェクトを推進して新製品投入などを強化している。23年12月期第2四半期累計は、オフィス移転やリニューアル案件を中心に需要が高水準に推移して増収、提供価値の向上による利益率改善も寄与して大幅増益だった。そして通期利益予想を上方修正して増益幅が拡大する見込みとした。通常は第1四半期の構成比が高い季節特性があるが、今期はワークプレイス事業のオフィス移転案件が期中に分散し、設備機器・..

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Jトラストは調整一巡、23年12月期最終大幅増益予想、さらに再上振れの可能性

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアにおいて金融事業を展開し、成長に向けて継続的にポートフォリオ再編や事業基盤拡大を推進している。8月25日には西京カードを子会社化すると発表した。割賦事業を日本金融事業の新たな成長ドライバーと位置付けてグループシナジーを推進する。23年12月期は最終大幅増益予想(8月8日付で上方修正)としている。日本金融事業の堅調推移、東南アジア金融事業の着実な収益改善、不動産事業におけ..

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ASIAN STARは調整一巡、23年12月期営業・経常増益予想

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。23年12月期第2四半期累計は減収で赤字拡大した。建築資材価格高騰の影響などで開発案件が減少した。ただし売上計画の多くを下期に想定しており、通期の大幅増収、営業・経常小幅増益予想を据え置い..

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ラバブルマーケティンググループは下値固め完了、23年10月期は7ヶ月決算で需要期含まず赤字予想だが中長期成長期待

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は、SNSマーケティング事業を主力にDX支援事業も展開し、成長戦略として小規模でSNS運用する企業・団体向けのSNSマーケティング支援、東南アジアを中心とする海外展開、サステナビリティマネジメントを推進している。23年10月期(決算期を3月から10月に変更することに伴う経過期間で7ヶ月決算)は、利益の大半を計上する年末および年度末の需要期を含まないため赤字予想だが、前年同期間との比較で増収・赤字縮小予想としている。ま..

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ヤマシタヘルスケアホールディングスは売られすぎ感、24年5月期営業・経常減益予想だが保守的

 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、九州を地盤とする医療機器専門商社(山下医科器械)を中心に、ヘルスケア領域でのグループ力向上を推進している。24年5月期は特需の反動や不透明感などを考慮して減収、営業利益と経常利益は減益、当期純利益は特別損失一巡して増益、配当は増配予想としている。全体として保守的な印象が強く会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は4月の年初来高値圏から反落してほぼ一本調子に水準を切り..

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アルコニックスはモミ合い煮詰まり感、24年3月期は下期からの需要回復で利益横ばい予想

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は商社機能と製造機能を併せ持ち、M&Aも積極活用しながら、非鉄金属の素材・部品・製品の生産から卸売まで全てをONE-STOPで提供する「非鉄金属等の総合ソリューションプロバイダー」である。24年3月期第1四半期は、資源高などにより好調だった前年同期との比較で非鉄金属市況の下落、スマホ関連の需要減少、コスト増加分の価格転嫁のタイムラグなどにより減収・大幅減益だった。ただし通期の利益横ばい予想を据え置いた。下期に向けて自動車やスマホ関連..