2023年07月一覧

NO IMAGE

【どう見るこの株】三光産業は日柄調整完了感、24年3月期営業黒字転換予想、1倍割れの低PBRも評価材料

■M&A効果で収益回復基調 三光産業<7922>(東証スタンダード)は粘着剤付の材料(主にシール・ラベル)への印刷という特殊印刷の総合メーカーである。シール・ラベル事業からスタートし、液晶端末の表示面ラベルなどにも事業領域を広げている。中長期成長に向けてM&Aも積極活用している。24年3月期は前期計上の特別利益が剥落して最終減益だが、M&A効果も寄与して増収、営業黒字転換、経常大幅増益予想としている。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は急伸した4月の年初来高値圏から反..

NO IMAGE

ピックルスホールディングスは上値試す、24年2月期1Q高進捗で通期上振れの可能性

 ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は漬物・キムチ製品の最大手で、独自の乳酸菌Pne-12を使用した「ご飯がススムキムチ」シリーズや惣菜を主力としている。成長戦略として製品開発の強化、販売エリア・販売先の拡大などを推進するとともに、野菜・発酵・健康の総合メーカーを目指してEC・外食・小売・農業領域への展開も推進している。24年2月期第1四半期は持株会社設立前のピックルスコーポレーションの前年同期との比較で増収増益だった。コンビニエンスストア向けの好調などで..

NO IMAGE

TACは下値固め完了、24年3月期2桁営業増益予想

 TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規事業領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。24年3月期は2桁営業増益予想としている。個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価資産倍率(PBR)改善施策などに取り組む方針としている。積極的な事業展開で収益回復を期待し..

NO IMAGE

ファーストコーポレーションは反発の動き、24年5月期収益拡大基調

 ファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)は造注方式を特徴として分譲マンション建設などを展開するゼネコンである。年商500億円企業の実現に向けて中核事業強化の継続、再開発事業への注力、事業領域拡大による新たな価値創出、人材の確保・育成および働き方改革を推進している。23年5月期(連結決算に移行)は前期非連結業績との比較で小幅増益予想としている。受注残が豊富であり、積極的な事業展開で24年5月期も収益拡大基調だろう。株価は年初来高値圏から5月末の権利落ちも影響して..

NO IMAGE

リョービは「ギガキャスト」に注目集まり4年ぶりの高値に進む、EV構造部品など超大型アルミダイカスト鋳造で一体成型

■「検討は事実だが決定した場合は速やかに公表」とし期待強まる リョービ<5851>(東証プライム)は7月10日、次第高となって始まり、取引開始後に7%高の2200円(135円高)を超えて2019年12月以来の2200円台に進んでいる。業績の回復傾向に加え、前週末に「EV一体成型『ギガキャスト』参入へ」(日本経済新聞7月9日付朝刊)と伝えられ、注目が集まっている。会社側は10日朝、「一部報道について」を発表し、同社が発表したものではないこと、ギガキャストと呼ばれる超大型アルミダ..