2023年07月一覧

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ファーストコーポレーションは目先的な売り一巡、24年5月期減益予想だが保守的

 ファーストコーポレーション<1430>(東証プライム)は造注方式を特徴として分譲マンション建設などを展開するゼネコンである。将来像である年商500億円企業の実現に向けて、中核事業強化の継続、再開発事業への注力、事業領域拡大による新たな価値創出、人材の確保・育成および働き方改革を推進している。23年5月期連結業績(連結決算に移行)は計画を上回る水準で着地した。22年5月期の非連結業績と単純比較で見ると減収ながら増益だった。不動産事業において事業用地販売が計画を下回ったが、建設..

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マーチャント・バンカーズは下値切り上げ、マーチャント・バンキング事業の成長が牽引

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)はマーチャント・バンキング事業として不動産・企業投資関連などを展開している。安定的収益源の拡大に向けて資産性の高い収益不動産の取得を推進するとともに、成長ドライバーとしてNFTなどのブロックチェーン関連事業、EV充電器設置や太陽光パネル設置などの成長分野にも積極展開している。なお7月21日付で23年10月期(決算期変更で23年4月~10月の7ヶ月決算)連結業績予想および配当予想を公表している。マーチャント・バンキング事..

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アステナホールディングスは切り返しの動き、23年11月期2Q累計減益で通期も減益予想だが1Qがボトムの可能性

 アステナホールディングス<8095>(東証プライム)はヘルスケア・ファインケミカル企業集団として、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品を主力とする専門商社からメーカーへと変貌している。23年11月期第2四半期累計は医薬品原料や健康食品原料の好調などで増収だが、原材料・エネルギーコスト上昇や人件費増加などの影響で減益だった。ただし四半期別に見ると第2四半期は第1四半期比で営業増益となった。通期は原材料価格などの不透明感を考慮して減益予想を据え置いているが、第1四半期がボトムとなっ..

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京写は24年3月期1Q大幅増益で通期も大幅増益予想、さらに上振れの可能性

(業績修正速報) 京写<6837>(東証スタンダード)は7月28日の取引時間終了後に24年3月期第1四半期連結業績を発表した。ベトナムにおける受注増加や為替の円安効果などで大幅増益だった。そして通期の大幅増益予想を据え置いた。第1四半期の好調を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は6月の年初来高値圏から一旦反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。第1四半期の好業績に加えて、1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評..

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日本エム・ディ・エムは24年3月期1Q減益だが、通期増益予想据え置き

(決算速報) 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は7月28日の取引時間終了後に24年3月期第1四半期連結業績を発表した。売上面は獲得症例数が伸長して増収と順調だったが、利益面は為替の円安影響や販管費の増加などで減益だった。通期予想は据え置いた。日本および米国における症例数の増加、円安影響の一巡などで増収増益予想としている。第1四半期は減益だったが、積極的な事業展開により、通期ベースで収益改善基調を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だ。目先的には第1四半期減益を..