2023年03月一覧

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巴工業は上値試す、23年10月期2桁減益予想だが保守的

 巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、および合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。22年11月からの3年間を対象とする第13回中期経営計画では、重点施策として海外事業の拡大、さらなる収益性の向上、SDGsや脱炭素等、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率の改善、持続的成長に資する投資、社員一人一人が活躍できる職場環境作りに取り組むとしている。23年10月期は先行投資に伴う販管費の増加などを考慮して2桁減益予想(配..

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ジェイテックは上値試す、23年3月期営業黒字転換・経常大幅増益予想で収益改善基調

 ジェイテック<2479>(東証グロース)はテクノロジスト派遣の「技術商社」を標榜し、技術職知財リース事業を主力としている。成長戦略として、テクノロジスト700名体制の早期実現に向けた人材採用・教育の強化など、持続的な成長に向けた収益基盤の強化を推進している。23年3月期(23年1月31日付で売上高を下方、各利益を上方修正)は営業黒字転換・経常大幅増益予想としている。技術職知財リース事業においてテクノロジストの稼働率が高水準に推移し、テクノロジストの平均単価上昇、全社的な業務..

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JSPは上値試す、23年3月期減益予想だが3Q改善基調

 JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。成長ドライバーとして自動車部品用ピーブロックなどの拡販を推進するとともに、製品ライフサイクル全体における環境負荷軽減に貢献する製品や製造技術の開発など、サステナビリティ経営の推進も強化している。23年3月期は自動車生産調整や原材料価格高騰の影響で減益予想だが、販売価格改定が進展して第3四半期の営業利益が改善基調となっていることを勘案すれば、24年3月期は収益改善基調が期待されるだろう。株価はモミ合いから上..

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日本エム・ディ・エムは戻り試す、23年3月期減益予想だが4Q改善期待

 日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は人工関節製品など整形外科分野を主力とする医療機器メーカーである。米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品を主力として、商社機能と開発主導型メーカー機能を融合した独自のビジネスモデルを展開している。23年3月期は、売上面は獲得症例数が増加して2桁増収予想だが、利益面は為替の円安影響、国内償還価格引き下げ、人件費や支払手数料の増加などで減益予想としている。ただし整形外科医療機器の販売は下期が繁忙期となる傾向があり、同社..

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日経平均は245円高で始まる、昨年12月以来の2万8000円台、前週末のNY株はダウ387ドル高

 3月6日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が大幅続伸基調の254円84銭高(2万8182円31銭)で始まり、昨2022年12月15日以来の2万8000円台に進んでいる。 前週末のNY株式はダウ387.40ドル高(3万3390.97ドル)など3指数とも大幅に続伸し、ダウは3日続伸。NASDAQ総合指数などは2日続伸。一連の経済指標からFRB(連邦準備理事会)は一方的に金利を引き上げる姿勢ではないと受け止められた。FRBのパウエル議長は7、8日に議会証言の予定とされる。 CME..

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【株式市場特集】シンプルに49銘柄ある「01銘柄」にスポットライト、「重厚長大」のリターンマッチに期待

 今週の当特集は、シンプルに「01銘柄」にスポットライトを当てることにした。「01銘柄」は、コード番号を追っていけば自明なように49銘柄ある。そのなかには、日経平均株価の構成銘柄に組み入れられている本来のメーンの「01銘柄」がある一方、上場市場が東証スタンダード市場や東証グロース市場となるサブ的な「01銘柄」も含まれる。40年ぶりの「重厚長大」リターンマッチを期待して「01銘柄」にチャレンジしたい。■メーン銘柄では日本製鉄、日本郵船が双発エンジンで追随高リード メーンの「01..

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【どう見るこの相場】一味も二味も違う「重厚長大」リターンではシンプルにメーン・サブの「01銘柄」へチャレンジ

 日本製鉄<5401>(東証プライム)が、大商いのなか上場来高値追いとなっている。この賑わい振りをみていると、どうしたってロートル投資家は、あの40年もの前の1980年代の「軽薄短小」産業株と「重厚長大」産業株とのせめぎ合いを思い浮かべてしまう。このせめぎ合い、ライバル関係は、日本の戦後の高度経済成長がカベにぶつかって、それまでの「トン」単位の素材産業、重化学工業中心の産業構造から経済のソフト化、サービス化が進み、付加価値の高い「グラム」単位のエレクトロニクスやソフトウエア産..