2023年02月一覧

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神戸製鋼所が高値を更新、好業績に加え低PBR企銘柄の活性化期待などで買い先行

■PBR(株価純資産倍率)は0.4倍台 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は2月27日、再び一段高で始まり、取引開始後は919円(26円高)まで上げて3取引日ぶりに昨年来の高値を更新している。2月10日に業績予想の増額修正などを受けてストップ高となって以降、上げ足を強めて続伸基調となっており、このところは、PBR(株価純資産倍率)が0.4倍台と解散価値の1倍を下回るため、「低PBR企業、東証がテコ入れ」(日本経済新聞1月27日付朝刊)と伝えられたことも買い材料視されている..

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インフォマートは調整一巡、積極投資継続して23年12月期減益予想だが上振れの可能性

 インフォマート<2492>(東証プライム)は企業間の商行為を電子化する国内最大級のBtoB電子商取引プラットフォームを運営している。2月15日には、請求書クラウドサービスのBtoBプラットフォーム請求書が東京商工リサーチの調査で、前回の調査に続いて請求書クラウドサービス市場における国内シェアNO.1を獲得したと発表している。22年12月期は積極投資の影響で減益だが、売上面は利用企業数の増加で2桁増収だった。そして各利益は計画を上回って着地した。23年12月期も売上成長加速に..

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LibWorkは戻り試す、23年6月期増収増益予想

 LibWork<1431>(東証グロース)は熊本県を地盤として九州圏および首都圏に展開する注文住宅メーカーである。デジタルマーケティングによる独自の集客手法を特徴として、全国展開、住宅版SPAモデルへの進化、さらにSDGsへの取り組みを強化している。23年6月期第2四半期累計は一部の建築工程遅れや建築資材価格上昇などで減益だった。ただし独自のデジタルマーケティングによって効率的な集客を実現し、営業・経常利益は計画を上回って着地した。そして通期は増収増益予想としている。デジタ..

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建設技術研究所は高値更新の展開、23年12月期減益予想だが保守的

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタントの大手である。グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。23年12月期は先行投資の影響で減益予想としているが保守的だろう。防災・減災・インフラ老朽化対策など国土強靭化関連で事業環境は良好である。そして中期経営計画の24年12月期営業利益目標を上方修正している。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は自己株式取得も..

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ASIAN STARは急伸、22年12月期営業黒字転換、23年12月期営業利益横ばい予想

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は国内と中国で不動産関連事業を展開し、成長戦略として不動産サービス分野の規模拡大、付加価値創造事業分野のアジア展開、企業価値向上に資する戦略的M&Aおよび資本提携、ファンド組成による提携企業との共同投資を推進している。22年12月期は前期1棟収益マンション販売反動や、中国・上海ロックダウン影響があったが、コスト削減効果も寄与して営業黒字転換した。23年12月期は営業利益横ばい予想としている。重点戦略とし..

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Jトラストは調整一巡、23年12月期営業減益予想だが保守的

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアで金融事業を展開している。22年12月期は金融事業の成長と事業ポートフォリオ再構築の成果で大幅増収増益だった。23年12月期は前期計上の負ののれん発生益の剥落や、韓国における金利上昇影響などを考慮して営業減益予想(JTG証券の金融商品取引業を含まず)としている。ただし保守的な印象が強く上振れの可能性ありそうだ。さらにJトラスト銀行インドネシア(BJI)の業績拡大ペース加..

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アステナホールディングスは下値切り上げ、23年11月期減益予想だが中期成長期待

 アステナホールディングス<8095>(東証プライム)はヘルスケア・ファインケミカル企業集団として、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品を主力とする専門商社からメーカーへと変貌している。そして成長に向けた基本戦略として、3つのサステナビリティ戦略(プラットフォーム戦略、ニッチトップ戦略、ソーシャルインパクト戦略)を推進している。23年11月期は原材料価格などの不透明感や先行投資を考慮して減益予想としているが、中期経営計画では25年11月期の目標値を大幅増収増益の計画としている。積..

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ジェイエスエスは上値試す、23年3月期3Q累計大幅増益で通期上振れの可能性

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。成長戦略として、新たな生活様式に適応しつつ水泳指導技術を活かした商品開発の強化などを推進するとともに、スイミングにとどまらず健康運動への取り組みも推進している。23年3月期第3四半期累計は、会員数が小幅に減少したものの、宿泊を伴うイベントの再開、大人会員集客に向けたオリジナル水中運動プログラムの体験会実施、水道光熱費・燃料費高騰への対応策..

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朝日ラバーは下値固め完了、23年3月期予想を下方修正だが24年3月期収益回復期待

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。23年3月期第3四半期累計は医療用ゴム製品や卓球ラケット用ラバーが好調だったが、主力の自動車向けゴム製品が自動車生産低迷の影響を受け、さらにエネルギーコストの上昇や販管費の増加なども影響して減益だった。そして通期予想は下方修正して減益幅が拡大する見込みとした。自動車用ASA COLOR LEDが第4四半期も自動車生産低迷の..

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星光PMCは下値固め完了、23年12月期増収・営業増益予想

 星光PMC<4963>(東証プライム)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開している。成長戦略として、製品/事業地域/事業領域の全てにおけるポートフォリオ変革推進による稼ぐ力の強化を掲げ、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)などの拡販も推進している。22年12月期は差別化製品の市場投入などで増収だが、原材料価格高騰や成長投資費用増加などで減益だった。23年12月期は増収・営業増益予想としている。原材料価格高騰に対して遅れていた製品価格へ..